雑記4
2009年 05月 04日
#09/5/4、新作狂言『老河童(おいがっぱ)』をアップ。
この新作は池田小事件を契機に、誰の依頼もなく書いた古典新作だから、2001年かその翌年には出来ていたはずだ。
当時、狂言師に読んでもらったが、だからといって発表のあてもなく、現在に至っている。
もちろん公開する以上は、日本中の狂言師(プロ・アマ問わず)に自由に使っていただいてけっこうだ(一応、公演の案内をしてくれるとうれしいし、映像をリンクさせてくれるとなおありがたい)。
その際、「すり足」という古典芸能ならではの技術を生かしたスラップスティック性と、老いたる者から世の中への、切々たる訴えの悲しさがないまぜになってくれるといいと思う。
だが、中世の狂言作者の名が残っていないのと同じく、私も自分の名をこの作品に付けたくはない。古典芸能にかかわるというのは、そういうことだと私は考えている。
つまり結局、まあ自由にやってください。
by seikoitonovel
| 2009-05-04 23:46
| 雑記